一流に学ぶ 「女性外来」の先駆者―対馬ルリ子氏
(第11回)
荒れた思春期も、同じ医師の道へ
親の苦悩、一貫校も途中離脱
「金髪で制服のスカートはぎりぎりまで短い。パっと見て『グレてる』不良そのものでした。親と口をきかず、夜遅くまで外で遊ぶようになり、学校から何度も呼び出されました」
対馬氏は「狭い世界の中で反抗していたので、少し視野を広げたら」と、中3の夏休みに海外でのホームステイを提案。英語も分からない娘を一人で海外に送り出すとは思い切った決断だが、ふだん返事もしなかった次女が、この時は「行く」と言った。
「現地の学校にはいろんな人種の人がいて、髪の色も服装も千差万別。すごいカルチャーショックを受けて帰ってきました」。次女は帰国後、一貫校の高校には進学しないことを決めた。
「『学校を辞めると、後で大分苦労するよ』と説得したけどダメでした。親は助けることはできるけど、娘の人生を代わってあげることはできないとあきらめました」と対馬氏は語る。
(2018/04/05 10:00)
一流に学ぶ 「女性外来」の先駆者―対馬ルリ子氏
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2018/04/12 10:00
(最終回)
女性の健康支援へ、法整備働き掛け
「国全体での仕組みづくり必要」リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)分野で活躍する第一人者の功績をたたえる松本賞を受賞…
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2018/03/29 10:00
(第10回)
理念共有へ、勉強会でレベルアップ図る
女性医療ブームに危機感も 対馬ルリ子氏らが女性のための医療センターを立ち上げた2001年には、千葉県立東金病院が女性外来を…
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2018/03/22 10:00
(第9回)
女性トータルヘルス、紆余曲折経て実現
都内にクリニック開業女性のためのトータルヘルスをやりたいと熱望していたとき、ある法人から「器を用意するからやってみない…