リンパ管腫(水滑液嚢胞腫)〔りんぱかんしゅ(すいかつえきのうほうしゅ)〕

 リンパ管が異常にふくらんで「嚢胞」を形成したもので、大多数は子どものときに発生します。全身どこにでも発生する可能性がありますが、頸部に多くみられます。感染や出血などで急に増大することもありますが、自然に消失することもあります。
 おもな治療法としては、外科的切除と硬化療法(薬剤〈ブレオマイシン〉を病変部に注入して縮小させる方法)があります。

【参照】
 歯と口とあごの病気:リンパ管腫
 リンパ管・リンパ節の病気:リンパ管腫

(執筆・監修:埼玉医科大学 名誉教授 中塚 貴志)
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