発作性上室頻拍〔ほっさせいじょうしつひんぱく〕
ふだんなんともなくて、急に脈が数えられないほど速くなる病気があります。発作性頻拍症といいます。
はじまりは予感のあることもありますが、ふつうは、なにかの拍子に突然始まり、発作がとまるときも急にとまります。WPW症候群という生まれつき余分な刺激伝導系をもっている人では、この頻拍を起こす人が多く、心電図で診断がつく場合もあります。
発作が起こったときには、いきんだり、冷たい水を飲んだりして自分でとめられるときもあります。発作をとめるため、ワソランなどの薬を頓服薬として内服したり、病院で注射をしたりしてとめることもできます。また、頻拍が停止しないときには、電気的除細動器が使われる場合もあります。発作の回数が多い場合には予防的に薬を内服します。
完全に治したい人に対する治療としては、カテーテルアブレーションが選択されます。成功率は90%以上と高いので、発作回数が多い人にはすすめられます。
(執筆・監修:公益財団法人 榊原記念財団附属 榊原記念病院 常勤顧問 梅村 純)
はじまりは予感のあることもありますが、ふつうは、なにかの拍子に突然始まり、発作がとまるときも急にとまります。WPW症候群という生まれつき余分な刺激伝導系をもっている人では、この頻拍を起こす人が多く、心電図で診断がつく場合もあります。
発作が起こったときには、いきんだり、冷たい水を飲んだりして自分でとめられるときもあります。発作をとめるため、ワソランなどの薬を頓服薬として内服したり、病院で注射をしたりしてとめることもできます。また、頻拍が停止しないときには、電気的除細動器が使われる場合もあります。発作の回数が多い場合には予防的に薬を内服します。
完全に治したい人に対する治療としては、カテーテルアブレーションが選択されます。成功率は90%以上と高いので、発作回数が多い人にはすすめられます。
(執筆・監修:公益財団法人 榊原記念財団附属 榊原記念病院 常勤顧問 梅村 純)