腎梗塞、腎塞栓〔じんこうそく、じんそくせん〕
腎臓は血管で構成されている臓器です。その血管が血管自身(動脈でも静脈でも)の変化で、あるいは、ほかの場所から血球成分のかたまり(凝血塊〈ぎょうけつかい〉)が血流に乗って腎臓にたどり着き、それが腎臓の血管を閉塞することにより生じる病態です。
近年心臓疾患が急速に増加し、それに伴って心臓カテーテル検査がひろまりました。この心臓カテーテル検査のあとにコレステロール塞栓症という病気が腎臓に生じることがあります。この病気は下肢の親指が紫色に変色して気づくことがしばしばあります。治療法は確立されていません。抗凝固療法をおこなうと悪化することが多く、注意が必要です。
近年心臓疾患が急速に増加し、それに伴って心臓カテーテル検査がひろまりました。この心臓カテーテル検査のあとにコレステロール塞栓症という病気が腎臓に生じることがあります。この病気は下肢の親指が紫色に変色して気づくことがしばしばあります。治療法は確立されていません。抗凝固療法をおこなうと悪化することが多く、注意が必要です。
(執筆・監修:医療法人財団みさき会 たむら記念病院 院長 鈴木 洋通)
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