介護職員の月3%(9000円)程度の賃上げを促す目的で2022年10月に導入された介護報酬の加算を巡り、加算を受けた事業所の常勤職員の月給が導入前より4.4%(1万60円)増えたことが16日、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は「処遇改善の効果が一定程度あった」と分析しているが、全産業平均を引き続き下回っているとして、さらなる改善を目指す方針だ。
 調査は22年12月、特別養護老人ホームなどの1万2263施設・事業所を対象に実施。有効回答率は59.4%だった。 (C)時事通信社