【ビジネスワイヤ】米分析機器・試薬大手の米サーモフィッシャーサイエンティフィックは、がん治療研究向けに腫瘍オルガノイド培養液キット「Gibco・OncoPro」を発売したと発表した。この培養液キットは、患者から摘出された腫瘍細胞培養である腫瘍オルガノイドを拡張させることができる。患者由来の腫瘍オルガノイドは、従来の2Dセル・モデルよりもドナー組織に近いとされており、キットを活用した研究によって、がん疾患モデル構築の改善、臨床試験の成功率向上、および創薬開発への貢献が期待されている。(C)時事通信社