【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は13日、経口避妊薬の市販を初承認した。来年3月までに米国内の薬局やオンラインで、処方箋がなくても購入できるようになる。米国では昨年以降、人工妊娠中絶を制限する動きが拡大しており、避妊薬の市販を求める声が高まっていた。
 市販が承認されたのは、アイルランドに本拠を置く製薬大手ペリゴの「オピル」。米国では1973年以降、処方薬として使用が認められていた。毎日同じ時間に服用することで避妊効果が得られるとされる。 (C)時事通信社