【ビジネスワイヤ】医療技術の研究開発を行うジーエヌコーポレーション(GNCorp、山梨県甲府市)は、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者に対するベータグルカンの食品サプリメント「Neu-REFIX」の臨床試験結果を発表した。「IBRO・Neuroscience・reports」に掲載された論文によると、既存の治療薬と共に同製品を45日間経口摂取したところ、筋機能のバイオマーカーを改善し、病気の進行を緩やかにする兆候があることが報告された。血漿(けっしょう)中のジストロフィンが38%増加し、筋力も改善され、DMD治療のアジュバントとしての可能性が示唆された。同製品は黒酵母由来のエキソ多糖類を原料とするアレルゲンフリーなベータグルカンで、同社は製品の万能免疫調整剤として有効性を評価するため、他の臨床研究も実施している。(C)時事通信社