総務省消防庁は28日、全国で熱中症により7月に救急搬送された人数が前年同月の約1.3倍に当たる3万6549人だったと発表した。統計を取り始めた2008年以降、7月として最多だった18年(5万4220人)に次いで多い人数となった。35度以上の猛暑日となる地点が相次いだためとみられる。
 搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が2万671人と全体の半数を超えた。発生場所別では自宅などの「住居」が1万5492人と最も多く、4割以上を占めた。搬送直後に死亡が確認されたのは44人。 (C)時事通信社