滋賀県立総合病院(同県守山市)は13日、調剤室に保管していた筋弛緩(しかん)剤の瓶4本(計200ミリグラム)を紛失したと発表した。成人12人分の致死量に当たるという。病院は県警守山署に届け出た。
 病院によると5日、薬剤部職員が調剤準備のため筋弛緩剤を取り出す際、出納簿の記録に対して在庫数が4本足りないことに気付いた。調剤室は日中には職員が常駐し、夜間は施錠しており、外部からの侵入の形跡はないという。病院側は、誤って廃棄した可能性が高いとみている。 (C)時事通信社