【エルサレム時事】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は1日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘再開に伴い、パレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入が同日は認められなかったことを明らかにした。パレスチナ赤新月社も声明で、エジプト・ガザ境界のラファ検問所からの物資搬入がイスラエルによって禁じられたと説明した。
 イスラエルは11月24日の戦闘休止前も、支援物資のガザ搬入を制限。特に燃料について、ハマスが軍事目的に流用する恐れがあるとして、受け入れに難色を示してきた。燃料は海水の淡水化処理や医療施設の稼働などに不可欠で、入らなければ人道危機の悪化は必至だ。 (C)時事通信社