公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2023年10~12月期の運用損益が5兆7287億円の黒字になったと発表した。黒字は2四半期ぶり。海外の株式や債券による運用益が伸びた。
 収益率はプラス2.62%。米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が利上げを停止したことなどを背景に、主要国の長期金利が低下(債券価格は上昇)し、株式相場も堅調に推移して収益を押し上げた。 (C)時事通信社