厚生労働省は6日、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に関し、国家公務員の昨年11月分の利用率が4.36%だったと発表した。同省が国家公務員全体の利用率を公表するのは初めて。武見敬三厚労相は同日の記者会見で「低過ぎる。率先して使用してもらうように働き掛ける」と述べ、利用率向上に取り組む考えを示した。
 同省が公表したのは、国家公務員とその家族が加入する国家公務員共済組合のマイナ保険証の利用率。省庁別では、最も高かった総務省でも6.26%にとどまり、マイナ保険証を所管する厚労省は4.88%、最も低い防衛省は2.50%だった。 (C)時事通信社