【ビジネスワイヤ】スイスのがん治療法開発企業ノボキュアは、同社のデバイス「Optune・Lua」が、転移性非小細胞肺がんの治療において米食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表した。同製品は、腫瘍治療電場(TTフィールド)と呼ばれる交流電場を発生させる持ち運び可能な機器で、分裂中のがん細胞の帯電した構成要素に物理的な力をかけて、細胞を死滅させる。第3相LUNAR臨床試験において、PD-1/PD-L1阻害剤またはドセタキセルの単独使用と比較して、同デバイスを併用した場合には全生存期間の中央値が3.3カ月延長するという、統計的に有意かつ臨床的に意義のある結果が実証された。(C)時事通信社