政府は３日、認知症の人が暮らしやすい社会を目指す「認知症施策推進基本計画」を閣議決定した。認知症と共に希望を持って生きる「新しい認知症観」を提唱。新たな知見・技術の活用など四つの重点目標を掲げた。今後、各自治体でも計画をまとめ、取り組みを推進する。
　新たな認知症観として「認知症になったら何もできなくなるのではなく、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる」と明記。重点目標として、国民の理解や認知症の人の意思尊重などを設けた。　（Ｃ）時事通信社