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「境界性パーソナリティ障害」のバイブルが遂に増補改訂!『境界性パーソナリティ障害の世界 I HATE YOU DON'T LEAVE ME』刊行

翔泳社
株式会社翔泳社(本社:東京都新宿区舟町5、社長:佐々木幹夫)は、書籍『境界性パーソナリティ障害の世界 I HATE YOU DON'T LEAVE ME』を2023年6月21日に発売します。「境界性パーソナリティ障害」について、アメリカの最新治療と豊富な臨床例を専門家がわかりやすく解説した1冊です。本書は、『I HATE YOU DON'T LEAVE ME』(邦題『境界性人格障害のすべて』)を大幅に加筆修正し、新版として発刊したものです。


                                 
I Hate You Don’t Leave Me あなたなんか大嫌い、でも捨てないで。


境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、主に情緒や対人関係、認知、自己像などの不安定さや衝動的な危険行動などが、社会生活に苦痛や支障をきたしてしまう障害です。周囲の人たちも、その矛盾した言動や自己破壊的な行為などに振り回されることとなります。また、BPD患者は、別の精神疾患や内科疾患を併せてもっていることも少なくありません。



本書は、アメリカで大ベストセラーとなり、日本を含め世界10か国以上で、専門家と一般の人たちの両方に読まれ続けてきた『I HATE YOU DON'T LEAVE ME』(邦題『境界性人格障害のすべて』)の改訂第3版です。研究が盛んなアメリカの最新治療と豊富な臨床例を「境界性パーソナリティ障害」の専門家として著名なクライスマン医学博士がわかりやすく解説しています。

初版刊行時、境界性パーソナリティ障害は、世間の人にも多くの専門家にもほとんど知られておらず、誤解されていた障害でしたが、今では関連書籍や当事者の発信なども増え、世間での認知度も高まっています。
今回の増補改訂版では、最近の研究・動向をはじめ、新しい診断基準や治療法、時代の変化に伴う環境の変化が及ぼす影響、事例研究とその具体例などについて加筆修正しています。医療現場において治療が難しい病気ですが、執筆時点までの最新の知見や資料を収録しており、さまざまな治療戦略が学べます。
また、難解な医学や理論をわかりやすく説明しているので、当事者やその回りの人など一般の方でも「境界性パーソナリティ障害」全般について知識を得て、治療・対処法をやさしく学ぶことができます。




▼本書の特徴


アメリカの新しい治療法や研究の進歩がわかる
患者やその回りの人も理解できるよう、症例と対処法を具体的に解説
症状の大幅改善を、さまざまなケースを通して紹介
発達障害やほかの精神疾患との関係についても解説
診断基準を9項目にわけて紹介
「SET-UP」コミュニケーション法が学べる  ※SET=サポート(支持)、エンパシー(共感)、トルース(真実)




▼主な改訂点


DSM5による新しい診断基準の解説
新たに使われている治療法について
最近の研究と動向について
時代の変化に伴う環境の変化が及ぼす影響について
境界性パーソナリティ障害への対応のより詳しいアドバイス
その他の人格障害との比較
診断基準の追加
事例研究とその具体例を追加 など




■書籍概要
『境界性パーソナリティ障害の世界 I HATE YOU DON'T LEAVE ME』
著者:ジェロルド・J.クライスマン、ハル・ストラウス
翻訳者:白川 貴子
発売日:2023年6月21日
定価:2,640円(本体2,400円+税10%)
判型:A5・408ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798179223

全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/25667
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798179221


■目次
第一章 BPDの人たちが生きる世界
第二章 カオスと空虚感
第三章 ボーダーライン症候群の原因
第四章 BPDを生みだす社会
第五章 SET-UPコミュニケーションを活用する
第六章 BPDの人たちに対応する
第七章 よりよい治療を求めて
第八章 精神療法のさまざまなアプローチ
第九章 薬物療法の科学と未来
第十章 疾病を理解して治癒へと向かう
補 遺 BPD診断の代替モデル


■著者プロフィール
ジェロルド・J ジェイ. クライスマン(Jerold J. Kreisman)
医学博士。アメリカ内外で広く講演活動を行っている著名な臨床精神科医、研究者、教育者。論文や記事を執筆し、Psychology Today 誌にブログを掲載している。著書にハル・ストラウスとの共著Sometimes I Act Crazy: Living with Borderline Personality Disorder(『BPD(境界性パーソナリティ障害)を生きる七つの物語』星和書店、2007 年)やTalking to a Loved One with Borderline Personality Disorder(『境界性パーソナリティ障害をもつ人とどう話したらいいですか――一緒にいるための対話のコツ』星和書店、2020 年)がある。アメリカ精神医学会生涯会員。

ハル・ストラウス(Hal Straus)
心理学、健康やスポーツをテーマとした7 冊の著書や共著がある。American Health、Men's Health、Ladies' Home Journal、Redbook など、学術誌や全国誌に多数の記事を掲載している。米国眼科学会の出版部門責任者を務めていたが、退任した。


■訳者紹介
白川貴子(しらかわ たかこ)
翻訳家、獨協大学非常勤講師。訳書に『境界性人格障害(BPD)のすべて』(ヴォイス、2004 年)、『帝国の虜囚 日本軍捕虜収容所の現実』(みすず書房、2022 年)、『ファシズム』(みすず書房、2020 年)、『ユー・アー・ヒア:あなたの住む「地球」の科学』(早川書房、2019 年)などがある。
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