食品・飲料

ソーシャルボンド条件決定のお知らせ

キリンホールディングス株式会社
~Blackmores Limitedの株式取得にかかる資金調達として国内食品会社として過去最大規模、かつ企業買収のみを資金使途とした国内食品会社初のソーシャルボンド~

 キリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)は、2023年9月22日(金)にニュースリリースでお知らせした、豪州の健康食品(ナチュラル・ヘルス)会社 Blackmores Limited(社長Alastair Symington、以下、Blackmores)の買収を資金使途※1とした、国内公募形式のソーシャルボンドの発行条件を決定したので、お知らせします。本発行は、「キリン・ソーシャルボンド・フレームワーク※2」(以下、「本フレームワーク」)に基づくもので、国内食品会社として過去最大規模のSDGs債、かつ企業買収のみを資金使途とした国内食品会社初のソーシャルボンドです。


1. 本発行の目的及び背景
 キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(以下、KV2027)」において、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」ことを目指しています。このKV2027の長期非財務目標として、「キリングループCSVパーパス」を策定し、重点課題のひとつに「健康」を掲げ、「健康な人を増やし、疾病に至る人を減らし、治療に関わる人に貢献する」ことに取り組んでいます。「健康」に関する社会課題解決を進めるために、当社のヘルスサイエンス事業を強く補完する、Blackmoresを買収するに至り、同社の株式取得にかかる資金の一部を充当するため、ソーシャルボンドを発行します。
 今回、当社は、キリングループの成長戦略および重点領域であるヘルスサイエンスに対する取り組みをステークホルダーの皆様に理解いただくための機会と捉え、Blackmoresの株式取得を適格プロジェクトとする「キリン・ソーシャルボンド・フレームワーク」を9月22日(金)に新たに策定し公表しました。本フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)の定めるソーシャルボンド原則(SBP)2023、金融庁の定めるソーシャルボンドガイドライン(SBGLs)2021年版に基づき策定しており、これらの原則等との適合性に対するセカンド・パーティ・オピニオン※3をDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社より取得しています。
 当社は、本フレームワークに基づきキリン・サステナブルファイナンスを実行し、Blackmoresの株式を取得することで、ヘルスサイエンス事業の商品ラインアップやケイパビリティが充実し、展開地域における成長機会と事業規模が拡大します。また、Blackmoresの販売網を活用し、アジア・パシフィック数億人の顧客への当社素材のアクセスや、Blackmoresが把握している消費者ニーズ、国ごとに異なる規制への深い理解などを活用し課題解決提案力をさらに高めたBtoBおよびBtoC事業の進化を通じ、ヘルスサイエンス事業の継続的な成長を目指していきます。加えて、両社の展開する事業領域において幅広いシナジーを創出することで、より多くの健康に関する社会課題を解決していきます。
 なお、本発行は東京都による令和5年度ESG債発行促進支援事業補助金(ソーシャルボンド)の交付決定を受けた第1号案件です。

 キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

<参考>
◆ 長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(以下、KV2027)」の概要については、当社ホームページをご参照ください。
https://www.kirinholdings.com/jp/purpose/management_plan/
◆ 「CSVパーパス」の概要については、当社ホームページをご参照ください。
https://www.kirinholdings.com/jp/purpose/csv_purpose/

2. ソーシャルボンドの発行条件
ソーシャルボンドにつき、以下のとおり発行条件が決定しました。

同時に、ノンラベルの10年債につきましても以下のとおり発行条件が決定しました。


※1 資金使途に係るBlackmoresの株式取得については、当社ホームページをご参照ください。
https://pdf.irpocket.com/C2503/dUAy/zxjo/xp5y.pdf
※2 キリン・ソーシャルボンド・フレームワークの詳細については、当社ホームページをご参照ください。
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/csv_management/sustainable_finance/#headline-1694399855
※3 セカンド・パーティ・オピニオンの詳細については、DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社のホームページをご参照ください。
https://webmagazine.dnv.co.jp/797

3. キリン・ソーシャルボンドへの投資表明
本日時点において、キリン・ソーシャルボンドへの投資を表明している投資家は以下の通りです。

<投資表明投資家一覧>(50音順)
株式会社愛知銀行                大同生命保険株式会社
あいち尾東農業協同組合             高松信用金庫
青い森信用金庫                 高山信用金庫
アセットマネジメントOne株式会社        館林信用金庫
あぶくま信用金庫                淡陽信用組合
石川県信用農業協同組合連合会          株式会社千葉銀行
茨城県信用農業協同組合連合会          中栄信用金庫
岩井農業協同組合                株式会社中京銀行
いわき信用組合                 中国労働金庫
株式会社岩手銀行                東京海上アセットマネジメント株式会社
青梅信用金庫                  東京都職員信用組合
大阪信用金庫                  株式会社東邦銀行
株式会社 オーテック               東北労働金庫
加賀農業協同組合                豊川信用金庫
株式会社鹿児島銀行               長崎県医師信用組合
鹿沼相互信用金庫                長野信用金庫
蒲郡信用金庫                  新潟縣信用組合
烏山信用金庫                  西三河農業協同組合
川崎信用金庫                  ニッセイアセットマネジメント株式会社
観音寺信用金庫                 日本地震再保険株式会社
北つくば農業協同組合              ネオファースト生命保険株式会社
岐阜信用金庫                  はくさん信用金庫
共立信用組合                  株式会社八十二銀行
桑名三重信用金庫                はばたき信用組合
ぐんまみらい信用組合              枚方信用金庫
株式会社小糸製作所               福泉信用組合
学校法人 埼玉医科大学              富士信用金庫
さがみ農業協同組合               ブラックロック・ジャパン株式会社
滋賀県信用農業協同組合連合会          株式会社北陸銀行
静岡県信用農業協同組合連合会          三島信用金庫
島田掛川信用金庫                水沢信用金庫
上越信用金庫                  三井住友海上火災保険株式会社
株式会社商工組合中央金庫            三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
城北信用金庫                  三井ダイレクト損害保険株式会社
巣鴨信用金庫                  三菱UFJ アセットマネジメント株式会社
住友生命保険相互会社              三菱UFJ 信託銀行株式会社
諏訪信用金庫                  株式会社武蔵野銀行
セゾン自動車火災保険株式会社          株式会社山口銀行
瀬戸信用金庫                  株式会社山梨中央銀行
ソニー銀行株式会社               結城信用金庫
株式会社大光銀行                両備信用組合
大東京信用組合                 和歌山県信用農業協同組合連合会
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