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カネカ イスラエル社の脳血栓回収用機器 の日本独占販売契約を締結

株式会社カネカ
急性期脳梗塞領域の製品ラインナップを拡充

 株式会社カネカ(本社:東京都港区、社長:田中 稔)は、イスラエルの医療機器企業Rapid Medical Ltd(本社:イスラエル・ヨクアネム、CEO:Ronen Eckhouse)と経皮経管的脳血栓回収用機器(ステントレトリーバー*1)「Tigertriever(R)」の日本における独占販売契約を締結しました。


経皮経管的脳血栓回収用機器(ステントレトリーバー)「Tigertriever(R)」

 一般的に急性期脳梗塞*2を発症すると、脳血管内に詰まった血栓が血流を低下させ、時間の経過とともに脳組織に深刻なダメージを与えるため、早期に血栓を除去して血流を改善させる必要があります。現在、国内で流通しているステントレトリーバーは自己拡張型であり、血栓を回収するにあたり血管内で拡張したステントが血管壁を損傷することがあります。この度契約を締結した「Tigertriever(R)」は、ステント開閉を自在に調節できるユニークな機構が特徴で、脳血管内の血栓を絡めて回収し、血管への負荷を最小限に抑えることが可能です。本特徴を持ったステントレトリーバーは国内では初導入です。
 ステントレトリーバーの2022年度の国内市場規模は50億円で、今後も拡大していくと見込んでいます。当社は、脳血管領域で培った人脈や実績をもとに、2024年春以降の市場展開を予定しています。

 今後、脳血管領域で脳動脈瘤塞栓用コイル「i-ED COIL(R)」*3の販売を拡大させるとともに、本製品などラインナップを拡充し、同領域での事業伸長を目指します。
 当社は、重点化するHealth Care領域において、Medical事業の成長を通して、健康課題の解決へ向けたソリューションを世界に提供してまいります。


*1. カテーテルの先端に付いたステント(金属でできた網目状の筒)で、脳血管内の血栓を回収し、血流を再開通させる医療機器。
*2. 脳血管に詰まった血栓によって血流が途絶え、脳の細胞・組織が壊死してしまう病気。
*3. 破裂・出血リスクのある脳血管のこぶに、カテーテルを通して送り込み、血液が入らないようにする医療機器。

<Rapid Medical Ltdの概要>
  本社:イスラエル・ヨクアネム
  事業内容:医療機器(脳血管内治療製品)の開発、製造、販売
  代表者:(CEO)Ronen Eckhouse
  設立:2008年

「Tigertriever(R)」はRapid Medical Ltdの登録商標です。
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