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GIGAスクール構想で導入された端末の入力を支援する「ブルー2オンラインセミナー」開始!

パシフィックサプライ株式会社
端末を操作できない肢体不自由児でも、スイッチ操作で入力を可能にするブルー2。その設定から使い方までオンラインセミナー(3/1開講)で解説します。


パシフィックサプライ株式会社のGIGAスクール構想
エーブルネット社(以下、ANと略す)は、パシフィックサプライ株式会社が国内販売総代理店となるアメリカのメーカーです。ANは、障害の有無に関わらず、すべての人が活動に参加できるようにすることを目指して、さまざまな支援機器を開発・販売しています。弊社は、生命・生活・人生の3Lifeの質を向上させることをミッションとし、ANの支援機器や理念に共感しています。
ANは、ブルー2などの情報・通信支援用具や、ジェリービーンスイッチなどの入力支援機器、ビッグマックなどの携帯用会話補助装置など、肢体不自由などの身体的困難を抱える方々にとってQOL(Quality of Life:生活の質)を高める有効なツールを提供しています。

特別支援学校を含む小・中学校ではGIGAスクール構想の一環としてタブレットが導入され、児童・生徒は自分の端末で勉強しコミュニケーションをとっています。
ただし、タブレットは指やペンのタッチ操作ができないと操作ができません。タブレットにはタッチ操作の代わりにスイッチ操作が行えるようアクセシビリティという機能があり、この機能を使うことによってタブレットが操作できるようになる子どもがいます。
その際、スイッチインターフェースと呼ばれる支援機器が必要となります。

ブルー2オンラインセミナー
エーブルネットが提供するスイッチインターフェース「ブルー2」の利用を検討している方からご利用中の方までサポートするオンラインセミナーを今年3月1日より開講します。
ブルー2をお持ちでなくても、こちらからデモ機を送付いたしますので、それを使って端末の設定から使い方まで担当者がオンラインで確認しながらご説明します。
セミナー時間:
30分、60分、90分の3種類からお選びいただけます。
定員:
3~15名
開催:
平日10:00~17:00の間 (土日祝は実施しておりません)
申し込みページ:
https://x.gd/1OP8j

スマートフォンやタブレット等の入力支援機器「ブルー2

ブルー2使用イメージ

ブルー2ブルー2ブルー2は、スマートフォンやタブレット画面のタッチ操作が難しい人のためのスイッチインターフェースです。ブルー2の本体についているスイッチで操作してスマートデバイスを楽しむことができます。



例えば、アプリを開いたり、メールを送ったり、音楽を聞いたりすることができます。
ブルー2は本体に装備された白とオレンジのスイッチを押すことで端末を操作できますが、スイッチ操作の信号を端末に送るための機器であり、端末を操作するアプリがあるわけではありません。スイッチで端末を操作するためのアプリは端末側にあるアプリを使用します。
スイッチ操作を可能にするアプリ
スイッチ操作に関するアプリは、端末(OS)によって以下のものがあります。
1.iPadOS、iOS、macOS:スイッチコントロール
2.AndroidOS(スマートフォン・タブレット)、ChromeOS:スイッチアクセス
3.WindowsOS:スクリーンキーボード

ブルー2使用場面ブルー2使用場面写真の男の子は、手の動きが不安定で細かな操作ができないためにタブレットのタッチ操作が難しいが、スイッチ操作に替えたことでアプリの操作ができるようになり、学習系アプリで勉強をしています。




このように上肢に障害を持つ子どもたちで、タッチ操作ができない、またはよく失敗する場合、ブルー2のようなスイッチインターフェースが役立ちます。また、手でスイッチ操作が難しくても、腕や足、頭、顎などを使ってスイッチを押すこともできます。その場合、本体のスイッチでは押しづらくても、他のスイッチを接続して使うことができるので、重度な身体障害児でも利用することができます。
学校での活用例
~端末で写真・動画を撮る~
端末のカメラアプリを使えば写真や動画で記録を残すことができます。
例えば、授業の内容を写真で保存したり、体育で動画撮影をしたりして、学習に役立てることができます。

~学習で活用~
デジタル化によって学校ではデジタルの教材を利用することが増えており、学習系のアプリや動画で学習する人も増えています。端末が操作できることで学習環境が広がります。


タッチ操作が難しい方にとって、スマートフォンやタブレットは使いづらいものです。これは、日常生活や社会参加に大きな障害となります。よって、スイッチ操作で端末操作ができる環境を整えることは重要であり、ユニバーサル社会を目指す上で欠かせないことだと考えます。

デジタル化が進む中で、教育現場における障害者の参加は重要な課題です。
DX化の推進によって、企業だけではなくGIGAスクール構想やICT教育など学校教育現場でもデジタル化が広がり、端末を日常的に使うようになってきました。障害があっても支援機器を使ってデジタル化に対応し、機器の操作に慣れることで子どもたちの生きる力を養い、社会人になっても役立つ支援を提供して参りましょう。


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