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能登地震から100日 パルシステムグループからのべ173人日を派遣

パルシステム連合会
参加職員が経験を語りました

能登半島地震が発生してから4月9日(火)で100日目を迎えます。パルシステムグループでは、石川県を中心に生協や地元支援団体と協力しながら職員を派遣し、配達車両への同乗や被災住宅からの不用品撤去、高齢者介護などの支援活動を実施しました。支援人数は、173人日におよびます。

配送支援「避難所から出勤する職員も」
配達の支援は日本生協連からの要請を受け、1月22日(月)からコープいしかわへ職員を派遣しました。道路の復旧が不十分ななか、通常1人で配達する作業を2人で担当し、配達時に利用者の被災状況と地域の実態把握に協力しました。配達できない地域には、利用者へ電話連絡し安否を確認しました。

職員は月曜日から金曜日までの1週間勤務し、支援が終了した4月5日までに26人が業務に携わりました。

派遣されたひとり、パルシステム福島の大竹瑠夏職員は「断水のためお茶や水を大量に注文する人が多く、玄関ではチャイムも押さずに皆さん明るく出迎えてくれ、配達は本当に助かると感謝されました。いまも地震による損壊が残るままの家がほとんどです。家が全壊し、避難所から出勤する配送担当もいました。自分だったらこの状況で『待っている利用者のために』と働けるか、胸が痛くなりました。まちなかの大きな被害を目の当たりにして、あまりの衝撃に言葉が出なかったです」と語りました。

▲倒壊家屋やマンホールの隆起などで配送路迂回も
▲全国生協から支援に入った職員
配送支援の職員派遣
2024年1月22日(月)~26日(金)3人(パルシステム千葉、パルシステム山梨 長野、パルシステム静岡)
2024年1月29日(月)~2月2日(金)1人(パルシステム神奈川)
2024年2月5日(月)~9日(金)2人(パルシステム神奈川、パルシステム福島)
2024年2月12日(月)~16日(金)2人(パルシステム連合会)
2024年2月19日(月)~23日(金)2人(パルシステム群馬)
2024年2月26日(月)~3月1日(金)2人(パルシステム千葉、パルシステム茨城 栃木)
2024年3月4日(月)~8日(金)3人(パルシステム東京)
2024年3月11日(月)~15日(金)2人(パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木)
2024年3月18日(月)~22日(金)3人(パルシステム埼玉、パルシステム神奈川、パルシステム茨城 栃木)
2024年3月25日(月)~29日(金)2人(パルシステム東京、パルシステム山梨 長野)
2024年4月1日(月)~5日(金)4人(パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム山梨 長野、パルシステム静岡)

生活再建支援「笑顔や感謝から貢献を実感」
生活再建支援は、石川県生協連が設置した「コープ被災地支援センター」を開設準備から協力しています。活動は3月11日(月)からはじまり、能登町を拠点に希望する被災者からの要請を受け、家財の片付けやゴミの搬出、生活物資支援の搬送などを実施しました。職員は月曜日から金曜日までの5日間、それぞれ派遣され、3月29日までに6人が参加しました。今後は週末を含めた切れ目ない支援を予定します。

派遣されたひとり、パルシステム神奈川の河口史門職員は「3カ月経ついまもなお、倒壊した家屋はそのままで災害ごみもあふれかえっています。震災直後とほとんど変わっていない印象で、現地はまだまだ支援が必要な状況です。支援最後の日を迎えて心残りがありますが、被害者の方々の笑顔や感謝の言葉をいただき、少しかもしれませんが貢献できたと実感しています。非常に貴重な経験となりました」と語りました。

▲津波で漂着した漁業資材やブロック、鉄屑などの撤去作業
▲ボランティアにより運び込まれる災害ゴミ
生活再建支援の職員派遣
2024年3月11日(月)~15日(金)1人(パルシステム東京)
2024年3月18日(月)~22日(金)1人(パルシステム茨城 栃木)
2024年3月25日(月)~29日(金)4人(パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム連合会)

介護福祉支援「情報少なく事故リスクに不安」
介護福祉支援は、要介護高齢者が一時的に非難する「1.5次避難所」として開設されたいしかわ総合スポーツセンターで、健康悪化の防止を目的とした専門職員によるケアを実施しました。職員は4日間の日程で2人を派遣しました。

派遣されたひとり、パルシステム連合会の江田和彦職員は「避難所に避難者の詳細な情報が少なく、事故のリスクも配慮しながらの活動は不安でした。施設は被害が軽微だった金沢市内にあるため、体育館以外は市民がスポーツ施設として利用していました。避難所内外の雰囲気の違いが印象的でした」と語りました。

▲全国から集まった介護職員
介護福祉支援の職員派遣
2024年2月21日(水)~24日(土)1人(パルシステム連合会)
2024年2月27日(火)~3月1日(金)1人(パルシステム連合会)

共済支援「快い対応に生協の信頼感じた」
共済支援は、共済契約者を訪問し、異常災害見舞金や共済金の申請手続きなどを案内しました。パルシステム共済連から2月12日(月)から16日(金)まで1人を派遣しました。

派遣されたパルシステム共済連の古屋竜平職員は「国道は工事が進められていますが、一歩路地に入るとマンホールが飛び出し家屋が倒壊したまま通行できない所もあり、復旧には時間がかかりそうでした。初めての訪問先では『生協のコープいしかわです』と名乗ると快く対応いただけて、生協への信頼を実感しました」と語りました。

▲復旧が進まない路地のなか共済契約者を訪問
そのほかパルシステムでは、利用者から寄せられた募金を活用し、医療や食品などを提供するNGOなどを支援しています。各地の生協では、緊急物資の提供やフードドライブなどを通じた支援も実施しています。
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp/
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