株式会社鈴生と「持続可能な養蚕業による地域振興を目的とした連携協定」を締結
KAICO株式会社
KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和 建太、以下:KAICO)と株式会社鈴生(静岡県静岡市、代表取締役社長:鈴木 貴博、以下:鈴生)は、企業が主体となった持続可能な養蚕業による地域経済活性化と地域振興を目的とした協定を締結し、2024年4月19日に静岡県沼津市AOI-PARCにて調印式を行いましたことをお知らせいたします。
(左:株式会社鈴生代表取締役社長 鈴木貴博様 / 右:KAICO株式会社代表取締役 大和建太)
協定の目的と内容
本協定は、衰退が進む日本の養蚕業の再構築を目指し、鈴生のソーラーシェアリング養蚕施設により新たな養蚕業を創造し、その出口としてKAICOが蚕を買取ることで、地域経済の活性化と地域振興に貢献することを目的としています。昔からの養蚕施設や、新たに大型投資した養蚕施設、そして廃校などをリノベーションした養蚕施設が立ち上がるなど、養蚕業は全国でも数は減少しましたが存在します。しかし鈴生は、海上コンテナなどを活用し、モジュール型で横展開もしやすく効率的に飼育できる施設を研究・開発しています。また、施設稼働後のランニングコストも限りなくかからないように自社発電による施設とすることで、持続可能に飼育できる「ソーラーシェアリング養蚕施設」を全国展開することを目指しています。
この養蚕システムを活用し新たな養蚕業を創造することで、地域に新たな雇用を生み、地域経済活性化を図ります。また、養蚕には桑の葉が必須となることから、高齢農家の耕作放棄地となってしまっている果樹園・茶畑等を桑畑として蘇らせることにより、CO2削減が期待され地球環境にも貢献します。
本協定は、地域経済活性化のみならず、新たな養蚕業の創造を通して、ジョブコーチ支援事業等により雇用創出とすべての人の社会参画実現を目指します。
協定締結の背景
KAICOは、蚕でタンパク質をつくる技術により、「経口ワクチン」の開発に取り組んできました。今般、研究開発フェーズから事業化フェーズへと移行していくにあたり、原料である蚕の安定供給元が必要となっています。鈴生は、大手外食チェーン等に使用されているレタス等こだわりある野菜をつくる農業企業であり、農業の知恵と技術を転用して今までにない養蚕業を目指しています。また同時に、地元静岡県の耕作放棄地の再活用と就労者支援にも力を注いでいる企業です。
養蚕業が衰退の一途をたどる中、鈴生とKAICOが相互連携と協働することにより、雇用創出や耕作放棄地再活用等の社会課題にも取組みながら、企業が主体となった新しい持続可能な養蚕業を目指します。
KAICOは、自治体や企業との連携・協働により地域経済活性化及び地方創生を目指す養蚕業復興プロジェクトを行っています。今回の鈴生とのプロジェクトは、民間企業連携第1号になります。
今後の展開
KAICOの経口ワクチン事業は、まず動物用経口ワクチンからスタートしており、最初のターゲットとして養豚農家がブタの餌に混ぜることで感染症を予防できる「飼料添加物」を製品化しました。経口ワクチン/飼料添加物の実用化により、ワクチンの注射接種が不要となり、労働力不足が深刻な養豚業において、ワクチン投与コストの大幅削減を実現します。このブタ用経口ワクチン/飼料添加物の販売拡大により、4年後には年間1,500万頭の蚕の調達を目指しています。この目標を達成すべく、引き続き養蚕業復興プロジェクトに賛同・協力いただける自治体・企業との連携を進めていきます。
養蚕業復興プロジェクトは、地方創生やカーボンニュートラルに貢献できる仕組みとなっており、様々な自治体・企業との連携が期待できるプロジェクトです。
鈴生とは
株式会社鈴生は、『おいしさを求めて』を経営理念とし、バラエティ豊かな作物と人材の「育つ手助けをする。」ことを目的に2008年に創業した企業です。大手外食チェーン等に使用されるレタスをはじめとする複数の作物を育てており、持続可能な農業と社会づくりを目指したスマート農業や環境・エネルギー事業・福祉事業・農業コンサルなどを手掛ける地球と未来の農業に挑戦している会社です。
KAICOとは
KAICOは、『カイコで世界を変えていく。』というミッションのもと、蚕でつくる難発現タンパク質を医薬品・診断薬・試薬として世界に届けることを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。蚕の体内で自在にタンパク質をつくることをコアテクノロジーとして、製薬会社等のパートナーと共に新薬開発に挑戦しています。現在、蚕でつくったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、ヒト用・動物用の経口ワクチン開発を行なっております。
本件に対するお問い合わせ
会社名 KAICO株式会社
代表者 代表取締役 大和建太
設立日 2018年4月2日
本社所在地 福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1) タンパク質の受託発現
(2) 試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP http://www.kaicoltd.jp
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KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和 建太、以下:KAICO)と株式会社鈴生(静岡県静岡市、代表取締役社長:鈴木 貴博、以下:鈴生)は、企業が主体となった持続可能な養蚕業による地域経済活性化と地域振興を目的とした協定を締結し、2024年4月19日に静岡県沼津市AOI-PARCにて調印式を行いましたことをお知らせいたします。
(左:株式会社鈴生代表取締役社長 鈴木貴博様 / 右:KAICO株式会社代表取締役 大和建太)
協定の目的と内容
本協定は、衰退が進む日本の養蚕業の再構築を目指し、鈴生のソーラーシェアリング養蚕施設により新たな養蚕業を創造し、その出口としてKAICOが蚕を買取ることで、地域経済の活性化と地域振興に貢献することを目的としています。昔からの養蚕施設や、新たに大型投資した養蚕施設、そして廃校などをリノベーションした養蚕施設が立ち上がるなど、養蚕業は全国でも数は減少しましたが存在します。しかし鈴生は、海上コンテナなどを活用し、モジュール型で横展開もしやすく効率的に飼育できる施設を研究・開発しています。また、施設稼働後のランニングコストも限りなくかからないように自社発電による施設とすることで、持続可能に飼育できる「ソーラーシェアリング養蚕施設」を全国展開することを目指しています。
この養蚕システムを活用し新たな養蚕業を創造することで、地域に新たな雇用を生み、地域経済活性化を図ります。また、養蚕には桑の葉が必須となることから、高齢農家の耕作放棄地となってしまっている果樹園・茶畑等を桑畑として蘇らせることにより、CO2削減が期待され地球環境にも貢献します。
本協定は、地域経済活性化のみならず、新たな養蚕業の創造を通して、ジョブコーチ支援事業等により雇用創出とすべての人の社会参画実現を目指します。
協定締結の背景
KAICOは、蚕でタンパク質をつくる技術により、「経口ワクチン」の開発に取り組んできました。今般、研究開発フェーズから事業化フェーズへと移行していくにあたり、原料である蚕の安定供給元が必要となっています。鈴生は、大手外食チェーン等に使用されているレタス等こだわりある野菜をつくる農業企業であり、農業の知恵と技術を転用して今までにない養蚕業を目指しています。また同時に、地元静岡県の耕作放棄地の再活用と就労者支援にも力を注いでいる企業です。
養蚕業が衰退の一途をたどる中、鈴生とKAICOが相互連携と協働することにより、雇用創出や耕作放棄地再活用等の社会課題にも取組みながら、企業が主体となった新しい持続可能な養蚕業を目指します。
KAICOは、自治体や企業との連携・協働により地域経済活性化及び地方創生を目指す養蚕業復興プロジェクトを行っています。今回の鈴生とのプロジェクトは、民間企業連携第1号になります。
今後の展開
KAICOの経口ワクチン事業は、まず動物用経口ワクチンからスタートしており、最初のターゲットとして養豚農家がブタの餌に混ぜることで感染症を予防できる「飼料添加物」を製品化しました。経口ワクチン/飼料添加物の実用化により、ワクチンの注射接種が不要となり、労働力不足が深刻な養豚業において、ワクチン投与コストの大幅削減を実現します。このブタ用経口ワクチン/飼料添加物の販売拡大により、4年後には年間1,500万頭の蚕の調達を目指しています。この目標を達成すべく、引き続き養蚕業復興プロジェクトに賛同・協力いただける自治体・企業との連携を進めていきます。
養蚕業復興プロジェクトは、地方創生やカーボンニュートラルに貢献できる仕組みとなっており、様々な自治体・企業との連携が期待できるプロジェクトです。
鈴生とは
株式会社鈴生は、『おいしさを求めて』を経営理念とし、バラエティ豊かな作物と人材の「育つ手助けをする。」ことを目的に2008年に創業した企業です。大手外食チェーン等に使用されるレタスをはじめとする複数の作物を育てており、持続可能な農業と社会づくりを目指したスマート農業や環境・エネルギー事業・福祉事業・農業コンサルなどを手掛ける地球と未来の農業に挑戦している会社です。
KAICOとは
KAICOは、『カイコで世界を変えていく。』というミッションのもと、蚕でつくる難発現タンパク質を医薬品・診断薬・試薬として世界に届けることを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。蚕の体内で自在にタンパク質をつくることをコアテクノロジーとして、製薬会社等のパートナーと共に新薬開発に挑戦しています。現在、蚕でつくったタンパク質抗原を用いて経口ワクチンとする特許を出願し、ヒト用・動物用の経口ワクチン開発を行なっております。
本件に対するお問い合わせ
会社名 KAICO株式会社
代表者 代表取締役 大和建太
設立日 2018年4月2日
本社所在地 福岡県福岡市西区九大新町4-1
事業内容
(1) タンパク質の受託発現
(2) 試薬・診断薬・医薬品原料の製造・販売
HP http://www.kaicoltd.jp
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(2024/04/19 15:03)
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