うつ病経験者143人に聞いた!恋人にうつ病だと伝えた経験はある?
株式会社manaby
うつ病経験のある方の7割以上が「恋人にうつ病である」と伝えた経験があり、その中の半数以上が「付き合ってから」伝えたと回答。どのように伝えたか、その後の関係性の変化についても調査しました。
障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ(https://mana-pocket.com/)」を運営する株式 会社manaby(本社:仙台市、代表取締役社長:岡崎衛)は、うつ病経験者を対象に「うつ病を恋人へ開示したか」に関するアンケート調査を実施しました。 ▼本記事 うつ病経験者143人に聞いた!恋人にうつ病だと伝えた経験はある? https://mana-pocket.com/post-12341/
調査背景
株式会社manabyは、就労移行支援をはじめとした障害福祉事業を展開しております。今回の調査は、恋人にうつ病を打ち明ける過程において、自身の葛藤や相手の理解・反応を明らかにすることで、同じような困りごとを持つインターネットユーザーへのヒントとなることを目的としています。
調査結果まとめ
1. 70%以上が恋人にうつ病だと伝えた経験がある
2. 半数以上が「付き合ってから」うつ病であることを伝えた
3. 60%以上がうつ病と伝えた後も関係性は「よくなった」または「変わらない」
約75%が恋人にうつ病だと伝えた経験あり!
■恋人にうつ病だと伝えたことはありますか?
・はい 107票(74.8%)
・いいえ 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
約75%の方が恋人にうつ病だと伝えた経験があるという結果になりました。
〈伝えた方のコメント〉
・付き合う前に鬱病もしくは双極性障害と診断されていることを伝えないと、後に嫌われてしまうかもしれないと思ったので、先に伝えました。
・生活にも色々変化が出てきてしまい、相手に迷惑をかける可能性が非常に大きく、相手といても楽しめない事があると思うので理解してほしいという気持ちがありました。また、それが重荷になるのであれば、これを機に別れようと思ったからです。
・うつ病も含めて、私自身であるから。また、実際付き合うとなると、デートの途中で調子が悪くなるなど何かしら支障が出ると思ったから。
「伝えた」方からは「体調に波があるため、急なキャンセルをしてしまい、相手に迷惑をかける」「今後も長くいるために伝えた」という相手に配慮するような理由が多くありました。
〈伝えていない方のコメント〉
・鬱の印象を考えると、ネガティブなことしか浮かばず、付き合いが続かなくなってしまうのではないかと考えたから。
・うつ病など精神疾患に対して偏見があるかもと思うと言えませんでした。全てを理解して欲しいとは思わないが、体調面で少し浮き沈みがあるので無理はできない旨を伝えたらよかったとも思う。
・恋人にはメンタルが弱い自分を知られたくなかったし、それを知られると相手が自分のことを見限って捨てられてしまうのではないかという不安があったから。
「伝えていない」方からは「精神疾患に偏見があり、幻滅されてしまう」といった相手の反応に不安を抱く方が多くいました。
その他にも「相手の負担になる」「責任を相手に押し付けているような罪悪感を感じる」といった「伝えた」方のような相手を思いやる気持ちから、「伝えない」という選択をした方もいました。
半数以上が「付き合ってから」伝えたという結果に
■どのタイミングで伝えましたか?
・付き合う前 30票(21.0%)
・付き合ってから 77票(53.8%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
5割以上の方が「付き合ってから」うつ病であると伝えたという結果に。
「直接」伝えた人が圧倒的に多い!
■どうやってうつ病であると伝えましたか?
・直接 90票(62.9%)
・LINEなどのメッセージ 9票(6.3%)
・電話 7票(4.9%)
・手紙 0票(0.0%)
・その他 1票(0.7%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
「直接」恋人にうつ病だと伝えた方は60%以上で、他の手段に比べて圧倒的に多いことが明らかになりました。
〈伝えた時の相手の反応:ポジティブなコメント〉
・直接:相手も不眠などの症状に苦しんだ経験があったので、特にびっくりすることもなく私の状況をすぐに理解してくれました。
・LINEなどのメッセージ:直接話すのは勇気が必要だったのでLINEで伝えました。驚いてはいましたが、優しくて理解のある方だったので事情を理解してもらえました。
・電話:初めはどういうことだか理解していなかったが、私がこういうことをしちゃうのがうつの症状であると説明したら、寄り添ってくれました。
伝え方の手段は異なっても、大半が「初めは驚いて様子だったが、受け入れてくれた」「あまり気にしていない様子だっと」という方が多数。
〈伝えた時の相手の反応:ネガティブなコメント〉
・直接:話した時は理解してくれていたようでしたが、数日経って期間が経つに連れ、サボってるんじゃないか、本当は動けるんじゃないか、など言ってくるようになった。
・電話:話は一通り聞いてくれましたが最終的に「病気だと思い込んでるから出来ない部分もあると思う」や「みんな辛いと思うよ」と言っていて理解はして貰えませんでした。
「甘えているだけと言われた」「冗談だと思っているようだった」といった、精神疾患へ偏見や誤解があるせいで、受け入れられないといったケースもあるようです。
60%以上が関係は「よくなった」「変わらない」
■うつ病と伝えた後、関係は変化しましたか?
・よくなった 38票(26.6%)
・伝える前と変わらない 58票(40.6%)
・悪くなった 11票(7.7%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
「伝える前と変わらない」が約4割、「よくなった」が3割弱ということから、恋人にうつ病と伝えてもマイナスな影響は少ないということが明らかになりました。
〈うつ病と打ち明けた後のエピソード〉
・彼は今の夫です。もう20年ほどになりますが、今でも時々気分が塞ぐことがあります。それでも夫はドシッと構えててくれます。本当に感謝しています。今は少しでも恩返し?できるように元気な時は家事を一生懸命頑張っています。
・以前のように楽しく過ごす、体調が悪い時はそばに居られるよう一緒にいる時間を増やすために同棲を提案されて一緒に暮らし始めた。
・直接伝えてはいませんが、その後結婚し、今度は夫が仕事でメンタルを壊して毎日辛そうにしているのを支えたことで、過去の恩返しになっていたらいいなと思っています。
・何回も会いにきてくれようとしましたが、結果的に自分が重荷になっている感覚とプレッシャーが大きく突き放してしまったりしていました。
・逆に伝えた以降も何も変わらなかった。私としてはありがたいが、向こうのストレスが気になる。
相手のためにもこのまま付き合って良いものかどうか悩んでいる。
うつ病と打ち明けた後のエピソードについて伺ったところ、「連絡がこまめになった」「結婚した」といった話がありました。
今回の調査によると多くの人が恋人にうつ病であることを伝えた経験がありました。
さらに伝えてからは「より連絡頻度が増えた」「結婚した」など関係性がよくなったと答える方も多くいらっしゃいました。
この記事について
▼本記事
うつ病経験者143人に聞いた!恋人にうつ病だと伝えた経験はある?
https://mana-pocket.com/post-12341/
▼調査概要
調査内容:「うつ病を恋人へ開示したか」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年3月21日~2024年4月4日
調査人数:143名(男性44名 女性99名)
対象者:うつ病経験者
▼アンケート属性
■性別
・男性 44名(30.8%)
・女性 99名(69.2%)
■年代
・10代 0名(0.0%)
・20代 37名(25.9%)
・30代 54名(37.8%)
・40代 34名(23.8%)
・50代 15名(10.5%)
・60代以上 3名(2.1%)
〈会社概要〉
社名 :株式会社manaby
本社 :〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-30 ディーグランツ仙台ビル5階
代表者 :代表取締役社長 岡崎 衛
設立 :2016年6月
会社HP :https://manaby.co.jp/
〈運営メディア〉
マナポッケ:https://mana-pocket.com/
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うつ病経験のある方の7割以上が「恋人にうつ病である」と伝えた経験があり、その中の半数以上が「付き合ってから」伝えたと回答。どのように伝えたか、その後の関係性の変化についても調査しました。
障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ(https://mana-pocket.com/)」を運営する株式 会社manaby(本社:仙台市、代表取締役社長:岡崎衛)は、うつ病経験者を対象に「うつ病を恋人へ開示したか」に関するアンケート調査を実施しました。 ▼本記事 うつ病経験者143人に聞いた!恋人にうつ病だと伝えた経験はある? https://mana-pocket.com/post-12341/
調査背景
株式会社manabyは、就労移行支援をはじめとした障害福祉事業を展開しております。今回の調査は、恋人にうつ病を打ち明ける過程において、自身の葛藤や相手の理解・反応を明らかにすることで、同じような困りごとを持つインターネットユーザーへのヒントとなることを目的としています。
調査結果まとめ
1. 70%以上が恋人にうつ病だと伝えた経験がある
2. 半数以上が「付き合ってから」うつ病であることを伝えた
3. 60%以上がうつ病と伝えた後も関係性は「よくなった」または「変わらない」
約75%が恋人にうつ病だと伝えた経験あり!
■恋人にうつ病だと伝えたことはありますか?
・はい 107票(74.8%)
・いいえ 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
約75%の方が恋人にうつ病だと伝えた経験があるという結果になりました。
〈伝えた方のコメント〉
・付き合う前に鬱病もしくは双極性障害と診断されていることを伝えないと、後に嫌われてしまうかもしれないと思ったので、先に伝えました。
・生活にも色々変化が出てきてしまい、相手に迷惑をかける可能性が非常に大きく、相手といても楽しめない事があると思うので理解してほしいという気持ちがありました。また、それが重荷になるのであれば、これを機に別れようと思ったからです。
・うつ病も含めて、私自身であるから。また、実際付き合うとなると、デートの途中で調子が悪くなるなど何かしら支障が出ると思ったから。
「伝えた」方からは「体調に波があるため、急なキャンセルをしてしまい、相手に迷惑をかける」「今後も長くいるために伝えた」という相手に配慮するような理由が多くありました。
〈伝えていない方のコメント〉
・鬱の印象を考えると、ネガティブなことしか浮かばず、付き合いが続かなくなってしまうのではないかと考えたから。
・うつ病など精神疾患に対して偏見があるかもと思うと言えませんでした。全てを理解して欲しいとは思わないが、体調面で少し浮き沈みがあるので無理はできない旨を伝えたらよかったとも思う。
・恋人にはメンタルが弱い自分を知られたくなかったし、それを知られると相手が自分のことを見限って捨てられてしまうのではないかという不安があったから。
「伝えていない」方からは「精神疾患に偏見があり、幻滅されてしまう」といった相手の反応に不安を抱く方が多くいました。
その他にも「相手の負担になる」「責任を相手に押し付けているような罪悪感を感じる」といった「伝えた」方のような相手を思いやる気持ちから、「伝えない」という選択をした方もいました。
半数以上が「付き合ってから」伝えたという結果に
■どのタイミングで伝えましたか?
・付き合う前 30票(21.0%)
・付き合ってから 77票(53.8%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
5割以上の方が「付き合ってから」うつ病であると伝えたという結果に。
「直接」伝えた人が圧倒的に多い!
■どうやってうつ病であると伝えましたか?
・直接 90票(62.9%)
・LINEなどのメッセージ 9票(6.3%)
・電話 7票(4.9%)
・手紙 0票(0.0%)
・その他 1票(0.7%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
「直接」恋人にうつ病だと伝えた方は60%以上で、他の手段に比べて圧倒的に多いことが明らかになりました。
〈伝えた時の相手の反応:ポジティブなコメント〉
・直接:相手も不眠などの症状に苦しんだ経験があったので、特にびっくりすることもなく私の状況をすぐに理解してくれました。
・LINEなどのメッセージ:直接話すのは勇気が必要だったのでLINEで伝えました。驚いてはいましたが、優しくて理解のある方だったので事情を理解してもらえました。
・電話:初めはどういうことだか理解していなかったが、私がこういうことをしちゃうのがうつの症状であると説明したら、寄り添ってくれました。
伝え方の手段は異なっても、大半が「初めは驚いて様子だったが、受け入れてくれた」「あまり気にしていない様子だっと」という方が多数。
〈伝えた時の相手の反応:ネガティブなコメント〉
・直接:話した時は理解してくれていたようでしたが、数日経って期間が経つに連れ、サボってるんじゃないか、本当は動けるんじゃないか、など言ってくるようになった。
・電話:話は一通り聞いてくれましたが最終的に「病気だと思い込んでるから出来ない部分もあると思う」や「みんな辛いと思うよ」と言っていて理解はして貰えませんでした。
「甘えているだけと言われた」「冗談だと思っているようだった」といった、精神疾患へ偏見や誤解があるせいで、受け入れられないといったケースもあるようです。
60%以上が関係は「よくなった」「変わらない」
■うつ病と伝えた後、関係は変化しましたか?
・よくなった 38票(26.6%)
・伝える前と変わらない 58票(40.6%)
・悪くなった 11票(7.7%)
・伝えていない 36票(25.2%)
※少数点第2位以下は四捨五入
「伝える前と変わらない」が約4割、「よくなった」が3割弱ということから、恋人にうつ病と伝えてもマイナスな影響は少ないということが明らかになりました。
〈うつ病と打ち明けた後のエピソード〉
・彼は今の夫です。もう20年ほどになりますが、今でも時々気分が塞ぐことがあります。それでも夫はドシッと構えててくれます。本当に感謝しています。今は少しでも恩返し?できるように元気な時は家事を一生懸命頑張っています。
・以前のように楽しく過ごす、体調が悪い時はそばに居られるよう一緒にいる時間を増やすために同棲を提案されて一緒に暮らし始めた。
・直接伝えてはいませんが、その後結婚し、今度は夫が仕事でメンタルを壊して毎日辛そうにしているのを支えたことで、過去の恩返しになっていたらいいなと思っています。
・何回も会いにきてくれようとしましたが、結果的に自分が重荷になっている感覚とプレッシャーが大きく突き放してしまったりしていました。
・逆に伝えた以降も何も変わらなかった。私としてはありがたいが、向こうのストレスが気になる。
相手のためにもこのまま付き合って良いものかどうか悩んでいる。
うつ病と打ち明けた後のエピソードについて伺ったところ、「連絡がこまめになった」「結婚した」といった話がありました。
今回の調査によると多くの人が恋人にうつ病であることを伝えた経験がありました。
さらに伝えてからは「より連絡頻度が増えた」「結婚した」など関係性がよくなったと答える方も多くいらっしゃいました。
この記事について
▼本記事
うつ病経験者143人に聞いた!恋人にうつ病だと伝えた経験はある?
https://mana-pocket.com/post-12341/
▼調査概要
調査内容:「うつ病を恋人へ開示したか」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年3月21日~2024年4月4日
調査人数:143名(男性44名 女性99名)
対象者:うつ病経験者
▼アンケート属性
■性別
・男性 44名(30.8%)
・女性 99名(69.2%)
■年代
・10代 0名(0.0%)
・20代 37名(25.9%)
・30代 54名(37.8%)
・40代 34名(23.8%)
・50代 15名(10.5%)
・60代以上 3名(2.1%)
〈会社概要〉
社名 :株式会社manaby
本社 :〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-30 ディーグランツ仙台ビル5階
代表者 :代表取締役社長 岡崎 衛
設立 :2016年6月
会社HP :https://manaby.co.jp/
〈運営メディア〉
マナポッケ:https://mana-pocket.com/
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(2024/07/22 09:00)
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