インタビュー

マスク蒸れでお肌にトラブル 
常在菌が活発化、皮膚炎も

 メークの際に忘れがちなのが、日焼け対策だ。

頬と顎に、マスクの形通りに赤みと小丘疹が認められる〔野村有子院長提供〕

 マスクの下は紫外線(UV)が届かないが、周辺はマスクのずれでまだらに日焼けする。「UVケアは顔全体に。もし心配ならマスクを装着したあと、マスクで隠れていない部分にUVクリームを塗るくらいの対策をしましょう」と野村院長は注意を呼び掛けている。

 ◇防御機能が低下すると…

 肌を清潔に保ち、保湿などさまざまな対策を続けても、かゆみが強い場合などは市販の消炎薬を使用してほしい。また、炎症が起きて皮膚の防御機能が低下した際は、細菌感染に注意が必要だ。皮膚が元気な時は静かにしているアクネ菌など「常在菌」=用語説明=が活発化してニキビができるケース、細菌性の皮膚炎を発症する患者も少なくない。

野村有子医師

 細菌は増殖して赤みや腫れなどの症状が強くなったり、広まったりするため、必要に応じて抗菌薬などを使った治療が必要になる。皮膚が赤みを帯び始めたり、かゆみや湿疹、ニキビがひどくなったりした場合は「ためらわずに皮膚科の受診を考えてほしい」と野村院長は話す。(喜多壮太郎・舟橋良治)

【用語説明】 常在菌
人間の皮膚に日常から生育している細菌。健康時には宿主である人間になんの問題も生じさせないが、宿主の体力や免疫力が低下すると皮膚炎などを引き起こすこともある。

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