治療・予防

ダイビングでの体調不良
減圧障害、治療遅れで後遺症も

 ◇高気圧酸素で治療

 亀田総合病院では、最大4人まで入れる高気圧酸素治療装置内で100%の酸素を吸う「高気圧酸素治療」を行っている。体内の気泡を小さくして過剰な窒素を排出させ、血液循環を改善して血管内の傷の回復を早める効果がある。圧力を高めた酸素による中毒を防ぐため、酸素量や治療間隔を管理し、最大限の効果が出るようにしている。
 減圧障害発症後2時間以内であれば、ほぼ完全な回復が見込めるというが、症状がぶり返すこともあり、「標準的な治療後は入院し、翌朝に問題がないかを確認してから帰宅してもらっています」と鈴木室長は話す。
 減圧障害の予防には、普段の体調管理が重要で、ぜんそくや心臓疾患、糖尿病などの持病がある場合はダイビングを制限する必要がある。鈴木室長は「喫煙もいけません。1日に何回も潜ったり、ダイビング直後に飛行機に乗ったりするのも減圧障害のリスクを高めます。1日1回を基本とし、無理な計画を立てないように」と注意を呼び掛けている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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