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うつ病に移行のケースも=職場のメンタルヘルス(下)

 ◇抗うつ薬は安全か

 薬物療法は即効性が特徴。抗うつ薬は複数種あり、最新の治療ガイドラインは薬物療法の第1選択として、1999年以降に認可された「新規抗うつ薬」SSRI、SNRIを推奨している。
 従来の薬と比べ副作用が少ないとされ、医師の処方が大幅に増えたが、厚生労働省からは安易な使用をしないよう注意が出されている。安全性は高いとされていても専門医の下で慎重に使用する必要がある。
 薬物使用は単剤で少量から始めることが基本。最初2カ月ぐらいは継続して効果を見る。その結果、同じ薬を継続するか、それとも別の薬にするかなどを決め、1年を目安にすべての治療を終わらせるよう治療計画を立てる。
 渡邊医師は「抗うつ薬には睡眠薬や精神安定剤のような依存性はありません。薬を始めた初期段階に副作用が表れることは多いものの、適切な対応をすればその後は抑えられます」と話す。
 ただ即効性があるため医師に無断で服用をやめてしまう患者も多い。この点について同医師は「自己判断で薬を中断すると再発する場合もあります。できるだけやめないようにしてください」と注意を呼び掛けた。(ソーシャライズ社提供)

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