放置せず早めの治療を=気になる男性型脱毛症
◇早期の服薬が有効
乾院長によると、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、毛根付近の皮脂腺から分泌される酵素と結び付いてジヒドロテストステロンに変化し、毛髪の成長を妨げてしまうのだという。「遺伝的な要因が関係し、ストレスや生活習慣、髪質などはAGAの原因にはなりません」
AGAの治療には、この酵素の働きを抑えるフィナステリドという薬を服用する。2~3カ月で抜け毛が減り始め、半年~1年で毛量が増加するという。乾院長は「効果を得るには治療の時期が重要です。症状を長く放っておくと毛根が小さくなり、髪が産毛のまま成長しなくなることもあります。生え際の後退が気になり始めたら、早期に専門医を受診してほしい」とアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/07/08 12:55)