男性ホルモン減少で更年期障害=寿命も短くなるとの調査結果も
◇寿命にも大きく関係
さらに、秋下教授らが要介護高齢者で調べたところ、テストステロン値が低い男性ほど余命が短いという結果が出た。そこで気になるのがアンドロゲンの数値を維持する方法だが、「メタボ対策と同じで、生活習慣を変えるのが一番です」と秋下教授は説く。
具体的には、ウオーキングやジョギングなどの軽度な有酸素運動と筋肉に負荷を与える運動(筋トレ)を1日30分程度、週に2~3回行うとよい。
食生活も重要で、アンドロゲンを増やす、あるいはアンドロゲンの作用を強めるにはタマネギやシジミ、朝鮮ニンジンなどが効果的だ。秋下教授によると、特にタマネギなどネギ類に含まれる含硫アミノ酸はアンドロゲンの生成を促すという。
さらに「アンドロゲンは寝ている間に回復するので、十分な睡眠を取ることも重要です」とアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2017/08/14 10:59)