治療・予防

長引く風邪、もしや? =静かに流行する感染症―結核

 ◇健康的な生活が予防に
 結核菌は体力が衰えたときに活動を始めるため、過度なダイエットをしたり、栄養が偏ったりした時や、睡眠不足が続いた時などに発病の可能性が高まる。また、ストレスや喫煙、アルコールの飲み過ぎ、糖尿病なども危険因子となる。健康的な生活で免疫力を維持すれば発症を阻止できるという。
 「結核はほっておけば死に至りますが、特効薬もあり、きちんと治療をすればほぼ確実に治ります。何より早期に診断し、治療により排菌を防いで感染の連鎖を断ち切らないといけません」と石川所長は念を押す。
 風邪と似た症状が2週間~1カ月続くようなら結核の可能性がある。結核を疑ったら、複十字病院(東京都清瀬市)をはじめ、全国の結核予防会の医療施設で検査・診察を受けることが勧められる。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)

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