繰り返す子どもの発熱 =PFAPA症候群とは
◇生活困難なら手術も
PFAPA症候群は、熱が下がれば日常生活に支障はなく、10歳頃までに自然に治ることが多い。しかし、周期的に発熱を繰り返すことで幼稚園や学校を頻繁に休み、そのたびに親が仕事を休むなど、家庭生活に与える影響は大きい。
「薬で発熱を抑えることはできますが、何度も繰り返す中で、お子さんにこれ以上つらい思いをさせたくないと、へんとうの摘出を考える親御さんも少なくありません」
PFAPA症候群は、子どものへんとう病巣疾患で最も多いと言われるが、大人にはない病気なので、「受診する際は耳鼻咽喉科よりも小児専門病院の耳鼻咽喉科か、小児科で相談するのがよいでしょう」と、守本医長はアドバイスしている。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
- 1
- 2
(2017/11/30 14:12)