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妊娠・出産しづらい環境、医師の過重労働の解消を
医学部入試不正で女性医療者連合が6項目提言

 医学部入試女子差別問題の発覚後、初の受験シーズン中の2月1日、一般社団法人日本女性医療者連合(JAMP)が文部科学省で記者会見し、医学部入試の公正化や医師の過重労働の解消など6項目の提言を発表した。今後、提言内容の実現に向けた検討会の設置を関係省庁に働きかけていく方針だ。

  日本女性医療者連合代表理事の津田喬子氏
 JAMPは女性の生涯にわたる健康と活躍を支援したいと、女性の医師、歯科医師、薬剤師らが発起人となって2017年2月に設立。独自の調査から、医学部入試に恣意(しい)的操作が行われている可能性を、不正の発覚前から指摘していた。

 しかし、東京医科大学の問題が報道されると、不正への批判的世論が形成される一方で、「女性は妊娠・出産で労働力が低下するのだから仕方がない」という見方も出てきたため、強い危機感を抱いたという。

 ◇女性だけの問題ではない

 問題の背景には医師の過重労働があり、女性医師が妊娠・出産をしづらい環境がある。JAMPは、一部の女性の労働力低下を理由に、女性の医師への入り口を制限するのではなく、男性も女性も働きやすい社会にするためには、どうしたらよいかを考えるべきだと主張する。

 代表理事の津田喬子氏(名古屋市立東部医療センター名誉院長・麻酔科医)は「男女を問わず医師が生涯健康でなければ、いい医療はできない。よりよい環境の構築が医療の安全につながり、国民の安全にも大きく関与するということを知ってほしい」と述べた。

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