甲状腺の病気

解説
 甲状腺ホルモンは、からだの成長や代謝を調節する重要なホルモンです。甲状腺は血液中からヨードを取り込み、これを材料の1つとして甲状腺ホルモンを合成、貯蔵して必要に応じて血液中に分泌します。この過程の大部分は下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)により刺激されます。TSHと甲状腺ホルモンの間には負のフィードバック機構があり、甲状腺ホルモンの濃度が上昇するとTSHの分泌は減少し、甲状腺ホルモンが低下するとTSH分泌は増加します。
 甲状腺からはサイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類が分泌されますが、最終的にからだで使われるのはT3です。甲状腺の病気を機能で分類すると機能亢進(こうしん)症と機能低下症に分けられます。しかし、機能自体は正常な疾患も少なくありません。甲状腺のはれは甲状腺腫と呼ばれ、さまざまな甲状腺の病気でみられます。

単純性甲状腺腫〔たんじゅんせいこうじょうせんしゅ〕

甲状腺の良性腫瘍(腺腫、嚢胞、腺腫様甲状腺腫)〔こうじょうせんのりょうせいしゅよう(せんしゅ、のうほう、せんしゅようこうじょうせんしゅ)〕

甲状腺がん〔こうじょうせんがん〕