医療機器によるおもな検査 家庭の医学

解説
 わたしたちが病院で受ける検査には、いろいろな種類があります。医師は、診察結果から必要な検査を選んでおこないます。検査結果を適切に解釈することで、正しい診断を導き出し、治療方針を決定します。かぜなどのごく軽いありふれた病気を除けば、医師が検査なしで診断をおこなうことはほとんどありません。このように検査は現代の医療において欠かせないものとなっています。これら検査にはそれぞれ専用の検査機器が必要ですが、年々改良が加えられ、時には新たな手法が開発されることで、より正確な診断が、より少ない肉体的負担で得られるようになっています。

(執筆・監修:自治医科大学 教授〔臨床検査医学〕 紺野 啓)