腎臓病の種類と症状 家庭の医学

解説
 腎臓の病気は、内科または小児科で扱う病気と泌尿器科(ひにょうきか)で扱う病気に分けることができます。内科で扱う病気は、腎炎やネフローゼのように両側の腎臓が同時におかされ、食事療法や薬物で治療する病気、泌尿器科で扱うものは、結石や腫瘍のように、原則として片方の腎臓がおかされ、外科的な治療を必要とすることが多い病気と理解することができます。また、腎盂(じんう)から下の尿路の病気は泌尿器科で扱います。
 よく病院の受付で、内科を受診するか泌尿器科へ行くか迷うことがありますが、そのようなときには、まず内科で診察を受け、内科の病気でないことがわかってから泌尿器科へ紹介してもらうのがよいでしょう。

(執筆・監修:医療法人財団みさき会 たむら記念病院 院長 鈴木 洋通)