厚生労働省は26日、望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬(アフターピル)について、今夏にも調査研究を目的に全国の一部薬局で試験的に販売する方針を決めた。夜間や休日対応などが可能な薬局に限定し、販売状況の調査や利用者へのアンケートを実施する。期間は今年度末まで。
 同日の検討会議で了承された。原則として、プライバシーが確保された空間がある▽オンライン研修を受けた薬剤師がいる▽近隣の産婦人科医などと連携可能といった要件を満たす薬局で販売する。購入に当たり年齢制限は設けず、取り扱う薬局数は今後検討する。 (C)時事通信社