新型コロナウイルス対策で国から企業に支払われた国の雇用調整助成金約1670万円をだまし取ったとして、松山地検は4日、詐欺罪で、鳥取県議平井伸治容疑者(55)を追起訴した。認否は明らかにしていない。
 起訴状によると、平井容疑者は2021年10月~22年3月、男性が経営する松山市内の宿泊施設の従業員が休業して手当を支払ったとするうその申請をし、助成金約1670万円をだまし取ったとされる。
 ともに逮捕された会社経営の男性(34)ら5人について、松山地検は4日付で不起訴処分とした。
 平井容疑者は鳥取県知事とは同姓同名の別人。 (C)時事通信社