全日本空輸(ANA)は成田空港の格納庫で、ウミガメをモチーフにした特別塗装の超大型旅客機エアバスA380の機体洗浄作業を報道公開した。10月20日の成田―ハワイ・ホノルル線での初就航に備えた。ANAグループが所有する同型3機のうちの3号機となるが、コロナ禍の影響で定期運航への投入が他2機より遅れ、約2年間、使われないまま保管されていた。
 機体が大きいことから、通常より多めの13人が参加。約5時間かけて、高所作業車や長い柄のモップ、ブラシを使い、洗剤をつけて磨いて水で流すなどした。作業を担当した羽田空港グランドサービス(東京)の川田豪機体サービス課長は「お客さまにはきれいな飛行機に乗って良い旅をしていただければ」と話していた。 (C)時事通信社