若者を中心に広がる市販薬のオーバードーズ(過剰摂取)を巡り、厚生労働省は30日、乱用の恐れがあるせき止めや風邪薬などの販売規制を強化する方針案をまとめた。20歳未満は大容量の製品や複数個での販売を禁止し、小容量の製品1個の販売とする。対面または映像と音声によるオンライン購入を原則とし、薬剤師などが氏名や年齢などを確認する。
 同日の検討会で示された。市販薬には違法薬物に似た成分が含まれる製品もあり、大量服用を続けると依存症になる恐れがある。厚労省は12月にも検討会を開き、取りまとめを行う。 (C)時事通信社