厚生労働省は13日、アスベスト(石綿)が原因で肺がんなどを発症し、2022年度に労災認定を受けたり、遺族が給付金を受け取ったりした人が働いていた1133事業所を公表した。このうち初公表は860事業所。
 同省によると、22年度は1140人が肺がんや石綿肺などで労災認定を受けた。石綿救済法に基づく特別遺族給付金が支払われたのは170人。
 事業所名の一覧を同省ホームページに掲載し、14、15両日の午前10時~午後5時には相談窓口03(3595)3402を設ける。都道府県労働局と労働基準監督署でも随時、相談を受け付ける。 (C)時事通信社