米ノババックス製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は25日、供給を受けた全てのワクチンが使用期限を迎えたとして、同日で接種を終了すると発表した。購入契約を結んだ1億5000万回分のうち、9割超に当たる約1億4176万回分の供給がキャンセルされた。
 ワクチンは2022年4月に薬事承認され、米ノババックスから技術移転を受けた武田薬品工業が製造。遺伝子組み換え技術で作ったウイルスのたんぱく質を接種する「組み換えたんぱくワクチン」で、米ファイザー製や米モデルナ製とは仕組みが異なる。今年9月から始まった秋接種では、12歳以上で使用可能だった。
 厚労省によると、約824万回分の購入数に対し、自治体への供給は約110万回分にとどまり、約714万回分が廃棄された。 (C)時事通信社