厚生労働省は10日、2023年10月分の生活保護申請件数が前年同月比6.1%増の2万900件(速報値)だったと発表した。前年同月を上回るのは10カ月連続で、12年度に現行の集計を始めて以降、最長を更新した。新型コロナウイルス禍や物価高騰の影響が長期化しているとみられる。
 被保護世帯は同0.5%増の165万2145世帯で最多となった。一時的な保護停止を除いた内訳は、高齢者世帯が55.2%、失業者を含む「その他の世帯」は15.8%だった。 (C)時事通信社