厚生労働省は7日、2023年11月分の生活保護申請件数が前年同月比2.5%増の2万1972件(速報値)だったと発表した。前年同月を上回るのは11カ月連続で、12年度に現行の集計を始めて以降、最長を更新した。コロナ禍や物価高の影響が続いているためとみられる。
 被保護世帯は同0.4%増の165万3002世帯で最多。一時的な保護停止を除いた内訳は、高齢者世帯が55.2%、失業者を含む「その他世帯」は15.8%だった。 (C)時事通信社