林芳正官房長官は26日の記者会見で、紅麹(べにこうじ)を使用した小林製薬の商品などで健康被害が広がっていることに関し、同社の対応の遅れを非難した。「今年1月に被害の発生を把握してから、保健所や厚生労働省への報告と事案の公表までに2カ月余りを要した。誠に遺憾だ」と述べた。
 林氏は一連の問題を受け、厚労省や消費者庁などによる連絡会議の開催を検討していると説明。「関係省庁が一丸となって、食の安全確保に全力を尽くす」と語った。 (C)時事通信社