【ワシントン時事】トランプ前米大統領は8日、SNSに動画を投稿し、一部保守派が求める人工妊娠中絶手術の連邦レベルでの規制拡大に反対する姿勢を示した。中絶の権利をめぐっては、女性の選択の自由を重視するバイデン大統領陣営が11月の大統領選で争点化に努めており、これを無効化する狙いがありそうだ。
 トランプ氏は「住民投票や法整備によって各州が決めるものだ」と指摘。規制権限が各州に委ねられている現状を維持し、連邦法制定によって全国で規制する考えはないことを明らかにした。 (C)時事通信社