富士フイルムは12日、バイオ医薬品の開発・製造受託事業の強化に向け、米ノースカロライナ州に建設中の新拠点に約1800億円を投資すると発表した。がん治療薬などとして期待される抗体医薬品の原薬製造設備となる動物細胞培養タンクを新たに導入する。2028年の稼働を目指す。
 同拠点では現在8基のタンクの導入を進めている。今回さらに8基を新設し、他の拠点も含めた全社の生産能力を現行比で約5倍に高める。製薬大手は自社の負担軽減のため外部へ委託するケースが増えており、富士フイルムは幅広いバイオ医薬品の生産工程開発や受託生産体制を強化している。 (C)時事通信社