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財団創立から100周年、感謝の気持ちをこめた取り組みをスタート!

医学研究所北野病院
~「市民の皆様の健康を守る施設」の建設を計画~




公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院(大阪市北区、理事長:稲垣 暢也)は、2025年11月、財団創立から100周年(※)を迎えます。それにあたり、この4月からの1年間を“周年イヤー”と位置づけ、「新たな健診施設の建設」をはじめとした様々な取り組みをスタートさせます。また、建築家・安藤忠雄氏との特別対談コンテンツも含む「100周年記念Webサイト」など、周年イヤーを皆様と一緒に盛り上げるコンテンツも一挙に公開します。

※京都帝国大学医科大学附属医院(現・京都大学医学部附属病院)での治療を機に、医療者に対する感謝の念を抱いた創立者の田附 政次郎(たづけ まさじろう)が「医学に関する総合研究を行い、学術、科学技術、文化の振興・発展に寄与すること」を目的として資金を寄附し、1925年11月に「財団法人田附興風会 医学研究所」を創立、1928年2月には臨床医学研究用病院として「北野病院」を開院しました。しかし、第2次世界大戦中には大阪大空襲による甚大な被害を受け、やむなく一時閉院する事態に。終戦後も進駐軍に接収され5年間の閉院を余儀なくされましたが、1950年に再開院を果たしました。以降、多くの皆様に支えられながら数々の荒波を乗り越え、今年100周年を迎えます。
“感謝”の気持ちをこめた周年事業として、市民の皆様の健康を守る「予防医学棟」を建設予定



100周年を迎える私たちが、次の100年においても、大阪の地で次代に相応しい臨床医学研究病院であるために、「最新の医療で地域の皆様が安心して、健康かつ元気に暮らせる社会を支える取り組み」を進めていきます。その代表的な取り組みとして、現在西館が建つ土地(※上イラスト「計画建物」の場所)に、新たに健診施設「予防医学棟」の建設を計画しています。

「健診ホール」(2階)の内観イメージ

また、1階には「100周年記念ホール(仮称)」を設け、ギャラリーの展示やセミナーの開催など、市民の皆様が気軽にご利用になれるようなスペースとすることをめざします。完成時期は2027年10月頃の予定です。

「100周年記念ホール」(1階)の利用イメージ

◆「予防医学棟」の工事概要 

【建設資金ご支援のお願い】
昨今の建設費用高騰などの問題もあり、私たちの力だけで建設計画を実施するのは簡単ではないと考えています。皆様の健康を守る「予防医学棟」を実現するためにも、下記Webページからのご支援をお待ちしております。

◇財団創立100周年記念事業募金 
 https://congrant.com/project/kitanohp/10186
 ※2025年3月時点の寄附額:3億4,163万円



100周年を記念した「アニバーサリーマーク」をはじめ、「記念ムービー」「記念Webサイト」などを続々公開
~世界的に著名な建築家・安藤忠雄氏との特別対談動画コンテンツも~


2025年1月には、100周年を記念した「アニバーサリーマーク」を制作。また、これまで私たちを支えてくださった皆様に対する「ありがとう」の気持ちとともに、次の100年に向けた新たな決意の気持ちをこめた「100周年記念ムービー」を2025年4月1日より公開しました。
◆100周年アニバーサリーマーク




当院の特徴的な外観をシンボリックにアイコン化し、立体的に組み合わせることで、強固なつながりと安心感を表現。このビジュアルにより、当財団が地域とともに築いてきた歴史を示すとともに、これからの100年に向けた決意を伝えています。また、最下部には職員投票で決定した100周年の「キャッチフレーズ」(※)をあしらいました。

※キャッチフレーズ「ともに100年、これからも」:次の100年をめざす上でふさわしい言葉を職員の中から募集し、職員の投票で決定したフレーズです。「100年続いた実績と経験は一重に患者さんをはじめとした地域の皆様のおかげです。これからも皆様がその人らしく、心身ともに健やかに過ごせるように、ともに歩んでいきたいと思います」(考案者の理学療法士)という願いがこめられています。
100周年記念ムービー