2025/05/07 05:00
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病院で医師から「様子を見ましょう」と言われて受診を終えたのち、「何か医師に聞き忘れたことはないだろうか」と不安になった経験はありませんか。私自身も昔は医師と対面すると妙に緊張し、自分の病気についての疑問をうまく解消できず、自宅に帰ってから心配になった記憶があります。
今回は、受診後の不安を解消するため、診察室を出る前に医師に聞いておきたいことを2点、紹介します。
次の受診タイミングを聞くと共に、どんな経過が予想されるかも聞いておく
〔1〕次の受診のタイミング
医師がよく使う「様子を見ましょう」という言葉の意味は、以前の記事でも紹介しました。しかし「様子を見ればいい」と言われても、医師がじっと「様子」を見てくれるわけではありませんから、不安になるのは当然です。
次の受診日を医師から具体的に指示してくれる場合はいいのですが、そうではないケースでは、「このまま放置して大丈夫なのだろうか」と心配される方は多いと思います。
例えば、子どもが切り傷を作って出血し、病院で傷を縫ってもらって帰宅したとします。しばらくして、傷からじわじわと出血してガーゼに血液が染みていることに気づきます。「まだ血が止まっていないのではないか。大量に出血したらどうしよう?」
◇想定外の変化
そんな不安で、自宅に帰るや否や、もう一度受診してしまう。そんな方が時々いらっしゃいます。患者さんにとっては、少しの変化でも心配になりますし、安心感を得るために何度も受診したくなるものです。「想定の範囲内の変化なのか、想定外の変化なのか」が分からないためです。
不安で何度も受診してしまい、その都度医師に「大丈夫」という言葉をもらわないと安心できず、疲弊してしまう患者さんもいます。そこで、こういうケースでは医師に「次に何が起こったら受診すべきか」を聞いておくことが肝要です。
「〇〇があればすぐに受診」「〇〇なら様子を見てもOK」といった見通しが頭に入っていると、ずいぶん安心感は増すでしょう。
前述のような例なら、「出血してきた時はまずは圧迫してみてください。それでも止まらない時は受診してください」という言葉をもらっていれば、それが一つの行動の指針になり、不安は軽くなるはずです。
(2019/09/25 07:00)
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