足裏や爪が黒くなる =厄介な皮膚がん・メラノーマ
◇ABCDEルール
メラノーマを簡単に見つけるのは、「非対称」「輪郭」「色」「直径」「隆起(増大)」の英単語の頭文字を取った「ABCDEルール」と呼ばれる方法だ。左右非対称で輪郭がギザギザ、色はまだらで6ミリ以上あり、短期間(数カ月)で盛り上がったり、急に大きくなったりしたらメラノーマの可能性が高い。ただ、形や色は主観が入るため、山崎科長は「ポイントは大きさ。鉛筆の頭(約6ミリ)を当てて、はみ出たなら専門医の診断を受けてほしい」と説明する。
早期発見には日ごろからの全身の皮膚のチェックが必要だ。「人間ドックでは全身の皮膚を見ることはしません。体に染みが20個あって、全て良性であっても21個目ができたと思ったら、それがメラノーマの可能性もあるのですから、普段から全身の皮膚も気を付けることが重要です」と注意を促した。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2016/09/20 15:54)