日常生活送るために
医療的ケア必要な子どもたち
▽訪問看護師を活用
新生児医療の発達に伴い、今後も医療的ケアを必要とする子どもは増えていく。田村センター長は、医療的ケア児への介護保険の適用を検討することに加え、在宅医療に関わる医師や看護師にこうした子どもにも対応してもらうことの必要性を訴える。
医療的ケア児をめぐっては学校での問題も大きい。最近では看護師を配置する小中学校が増えてきたが、自治体によって差が大きい。訪問看護が自宅だけに限定されていることも課題だ。ほとんどの学校が保護者に付き添いを求めている。
田村センター長は「訪問看護師ならより安全にたんの吸引などができ、わずかな時間ではありますが母親の負担も軽減できます。医療的ケア児が社会に出た後のことも考え、受け入れ態勢を整えていく必要があります」と話している。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
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(2018/10/09 10:00)