研究・論文

閉経後の飲酒量増加に要注意

 閉経後に飲酒量が増加すると、その量が変わらない人より乳がんのリスクが高まる一方、冠動脈疾患リスクは低減する、とした調査結果を南デンマーク大学のダン・マリエ研究員らが医学誌に発表した。
 1993~2012年に閉経後の女性2万1532人を対象に、アルコール摂取量の変化と11年間の乳がんと冠動脈疾患の発症率などを調べた。期間中に乳がんを1054人、冠動脈疾患を1750人が発症し、2080人が死亡した。
 調査時点から5年間で飲酒量の変化を調査。それまでの飲酒の有無にかかわらず、アルコールの摂取量がワインのグラス1杯で換算して週7杯増加した女性は、その量が変わらなかった女性に比べ乳がんリスクが1・13倍高まる一方、冠動脈疾患リスクは0・89倍に低下したという。また、週14杯まで増加すると、乳がんリスクが1・29倍、冠動脈疾患は0・78倍となった。
 それまでの飲酒の量にかかわらず、閉経後にアルコール摂取が増える変化があった女性は摂取量に変化がなかった女性より乳がんリスクは高く、冠動脈疾患リスクは低いという結果が示された。(メディカルトリビューン=時事)



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