女性アスリート健康支援委員会
シンポジウム報告~正しい知識で未来を創る~
女性特有の月経困難症や無月経、摂食障害、貧血などの症状に悩むアスリートは少なくない。トップレベルの選手だけでなく、国内レベルの競技者や中学、高校の運動部レベルの選手にも、正しい医学的知識を広めることが、生涯の健康を守るためにも大切だ。
日本産科婦人科学会や日本スポーツ協会など5団体でつくる一般社団法人女性アスリート健康支援委員会は東京都内で「思春期の運動性無月経を考える」をテーマにシンポジウム(時事通信社共催)を開催した。その内容を2回に分けて報告するとともに、特別講演した山内武・大阪学院大教授へのインタビューを紹介する。
■「思春期の運動性無月経を考える~正しい知識で未来を創る~」■
◇開催日 2018年12月22日
◇会場 東京大学医学部教育研究棟 14階「鉄門記念講堂」
◇プログラム
・主催者あいさつ 川原貴・女性アスリート健康支援委員会会長
・特別講演 「オリンピックメダリストの指導者が語る軽量化戦略の影」
山内武・大阪学院大教授
・シンポジウム
座長 ヨーコ・ゼッターランド・日本スポーツ協会常務理事
「産婦人科の立場から」百枝幹雄・聖路加国際病院副院長
「栄養学の立場から」 小清水孝子・大妻女子大教授
「精神科の立場から」 西園マーハ文・白梅学園大教授